鍼灸おかだ治療院で使わせて頂いている、
べッドや、消毒器などは、ある鍼灸の先生から譲りうけたものなのです。
その先生は80歳を過ぎても現役の鍼灸のお仕事をなさっていました。
遠い県外からも、治療の依頼があったようです、
そして、今聞くと、「えっ?こんな凄い鍼灸の先生と?」
・・・っという先生方と一緒に鍼灸の研究をされていらした方です。
多くの・・・本当に、たくさんの人のお身体を治療して来られました。
でも、ある日病気で倒れてしまったのです。
誰がみても、もう復帰は無理でした。
でも「まだ鍼灸治療をしたい」っと
なかなか治療院を閉めようとなさらなかったのです。
「次の世代に任して、もうゆっくりし~。
岡田さんは、絶対開業するから無駄にはならへんで。
べッドとか機械とか譲ったってくれへんかな~?」
・・・っと周りの人に説得されて、やっと、渋々、治療院を閉めたのです。
「まだ、出来ると思うのですがね~」
あの時の先生のとても悲しそうなお顔がいまでも忘れられません。
たくさんの「先生の想い」と一緒に私は鍼灸の道具を引き継ぎました。
凄く素敵な先生です。
やさしい「~気~」が、体中からにじみ出ているような
温かい先生です。
その先生が私に、こうおっしゃいました
「岡田さん。『自分のところに来て、良かったね』という気持ちでやりなさい」
この言葉は私にとって、とても衝撃的だったのです。
当たり前の事なのに、こんな風に今まで思った事が無かったからです。
良い鍼灸師になるために、一番大切な事を教えて頂いた瞬間でした。
この時から、この言葉が私の仕事をする上での 『心がけ』 になりました。
謙虚に、誠実に、勢いでも、押しつけでもなく、楽になった身体を一緒に喜び合える・・・そんな気持ちを込めて
「鍼灸おかだ治療院に来て良かったですね」
この気持ちを忘れないように・・・
この言葉に恥ずかしく無いように・・・
一生勉強し続けて行きます

